議論のための掲示板の記録(抜粋

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医療不振解消とプライバシー保護は両立できる。 投稿者:logicalist  投稿日:03月06日(土)17時19分34秒

手術の成績をはじめとする、病院の格付けに必要な資料は、
全体としてのトータルの資料であり、個人情報に触れるおそれは少ないです。
また、本人が受けた治療の開示やカルテ開示などは、
本人に公開すればいいわけで第3者に公開する必要はありません。

医療訴訟などを支えるための、
法的、専門的ブレインが整いさえすれば、
マスコミの役割は必要ないはずです。

今回のマスコミの行動は明らかによけいなことだったでしょう。


変なビデオ 投稿者:grad  投稿日:03月05日(金)20時46分48秒

・ビデオを見た人は、自分の身代わりになる人が死ぬという状況では、自らの死を選ぶ。
・ビデオを見た人は、自分の身代わりになる人が死なないなら、その人にビデオを見せる。
・ビデオを見た人は、自分の身代わりになる人の次に身代わりになる人のことまでは気にしない。

 リング・らせんでは、話しの中で通常人がとる行動として、上記のようなことが前提とし
て考えられていたと思ったけれど(5、6年前に読んだので、記憶が曖昧ですが)。この場合
なら、高山助教授の言う通り、死ぬ人は全人口の1/4になるね。完全情報が成り立たない場合
は、1/2ですか。


むむむ>わくわくさん 投稿者:BullcoGrot  投稿日:03月04日(木)18時23分02秒

ん〜
一生懸命読んだけど最後まで読み切る体力がありませんでした^^
なんだか、ねずみこうの儲かるのは誰までなのか。
という話とごっちゃになって...^^


訂正(^_^;) 投稿者:わくわくさん  投稿日:03月04日(木)17時43分38秒

下の(その2)の方の図は、

http://members.rotfl.com/wakuwakusan/image/fig_noroi02.gif

でした。ごめんなさい。何度も。

http://members.rotfl.com/wakuwakusan/image/fig_noroi02.gif


限定合理性とランダムマッチング(その2) 投稿者:わくわくさん  投稿日:03月04日(木)17時30分45秒

しかし、これをいきなり計算すんのは結構面倒臭いです。そこで、それはきっと
誰かが考えてくれるだろう(^_^;)、と期待して、少し設定を楽にしましょう。

・Sの人は2人にビデオを見せられなくても死ぬことはなく、Sの状態にとどまる

つまり、Sが死なない程度の短い時間を想定している、と考えてもよい。すると、
新しい推移図は次の通り。

http://members.rotfl.com/wakuwakusan/image/fig_noroi01.gif

これだとなんとなく解けそうです。では、まず第0期(初期)では、

N_S = (1-\alpha)N, N_N = \alpha N

(N_S はSグループの人口、N_N はNグループの人口です。)

ですので、上のように \alpha によって推移すると、第1期では、

N_S = (1-\alpha^2) (1-\alpha)N + (1-\alpha^2) \alpha N,
N_N = \alpha^2 (1-\alpha)N + \alpha^2 \alpha N,

となります。ここで、N/Sの比率自体が変わっていますので、新しい比率を

\alpha(1) = \alpha^2 / (\alpha^2 + (1-\alpha^2)) = \alpha^2

とします(あら便利。ちょうど2乗になってるのねん)。すると、第2期では、

N_S = (1-\alpha(1)^2) (1-\alpha^2)N + (1-\alpha^2) \alpha^2 N,
    = (1-\alpha(1)^2) N
N_N = \alpha(1)^2 (1-\alpha^2)N + \alpha(1)^2 \alpha^2 N,
    = \alpha(1)^2 N

となるので、第2期末の N/S比は

\alpha(2) = \alpha(1)^2 / (\alpha(1)^2 + (1-\alpha(1)^2)) = \alpha^4

です。もうおわかりですね。\alpha \of (0,1) なので明らかに、

\lim_{n→oo}\alpha(n) = 0

となり、極限では、全ての人がビデオを見ることになります。すなわち

「究極的には人類滅亡」

が解です。ちゃんちゃん。


―つづく―

(なんか、別の話題で盛り上がっているところ、場所お借りしてごめんなさい;)

#あと、FUJIさん、おひさ(^o^)/。また下のチャットで遊びましょう。

http://133.45.177.83/~asanama/chat/asacha.cgi


限定合理性とランダムマッチング(その1) 投稿者:わくわくさん  投稿日:03月04日(木)17時29分40秒


「リング貞子の呪いモデル」

前回、高山助教授の「世界の1/4が死ぬ」という結論は誤りだということを
指摘しました。その誤りを導き出していることは、

・完全情報、完備ゲーム、完全合理性を暗黙に仮定している

ということでした。つまり、(n-1)番目までのプレイヤーは完全・完備ながら
合理的判断ができず、n番目のプレイヤーのみが合理的であるので、(n-1)番目の
グループのみが死に至る、というおかしな話になっていたのですね。ところが、
もう1つ、根本的におかしな前提、というのは、

・各プレイヤーはビデオを提示された時点で、「見る/見ない」を選択できる

ということです。これは各プレイヤーが合理的判断の下で戦略的行動をとって
いる、ということでもあります。しかしながら、このドラマでは、主要登場人物
(浅川、吉野、浅川の息子など)はそうとは知らずにビデオを見てしまい、
ビデオを見ることを拒否する機会はありませんでした。であるのならば、高山
助教授の設定したゲームそのものが不適切なモデルであり、適切なモデルは、
「偶然出会った相手がビデオを提示したら拒否できず見なければならない」と
いうものでなければなりませんね。したがって、この話は戦略によるゲームの
話ではそもそもなくて、ランダムマッチングによる推移確率過程の話、という
ことになりそうです。

そこで、次のようなモデルを設定して、十分長い期間がたてば、
(1)全ての人がビデオを見て死ぬ(人類滅亡)、
(2)ビデオを見た人見ない人がある人口比率におさまって維持される(定常状態)
のいずれが成り立つか考えてみましょう。

まず、この世界には十分大きな数 Nの人口があり、ゲームの間、外生的条件で変化
はないとします。ある時点でこの人口のうち「まだビデオを見ていないグループ N」
の比率を \alpha とします。したがって「ビデオを見たグループ S」の比率は
(1-\alpha) です。全ての人は1ステージ(1週間)に2回ランダムに別の相手と
出会います。もしSのグループの人が2回ともNのグループの人に出会えば自動的に
ビデオを見せることができるので、その人は助かり、Nのグループに入ります。
しかし、もし2人のNの人に出会えなければ、そのステージの最後に死ぬので
「死んだグループ D」に入り、そこでおしまいです。一方、Nの人は2回のうち
1回でもSの人とマッチしたらビデオを見てしまうことになり、Sのグループに
入り、そうでなければNのグループにとどまることができます。次のステージには
生き残った人(S、Nグループ)は新しいグループの人として、また同じように
2回マッチングを行ない、このようなステージを何回も続けていきましょう、
というお話です。

いま、Sに対するNの比率は \alpha ですので、自分のことを誤差の範囲として
無視すれば、Sの人がNの人と2回出会う確率は、\alpha^2 となります。逆に
死ぬ確率は 1-\alpha^2 ですね。同様に、Nの人が次のステージでもNでいられる
確率は、\alpha^2 で、Sになる確率は 1-\alpha^2 となります。したがって、
この \alpha の場合の推移図は下のような図のようにあらわすことができます。

http://members.rotfl.com/wakuwakusan/image/fig_noroi01.gif


マスコミ 投稿者:YoYo  投稿日:03月04日(木)09時58分47秒

医療不信はどうしようもなく厚い壁、どうしたらいいのかわからず
不満ばかり募ります。分かってないのは、古い体質の医学会とか、
厚生省とか、あちら側の人ばかり?それなのに、臓器提供を基本と
する移植医療を軌道に載せたがってる、あちら側の人達。

マスコミの言い分は次のようなことだったと思います。
今は個人の力では踏みにじられるばかりの、医療の厚い壁。
チェックするのは、私達マスコミしかないじゃないか!!!

カルテをはじめとする医療情報の公開はもちろん、
各病院の手術成績を失敗率も含めてきちんと公開する国と、
我が国とでは、そもそも比べようもないではないか!!

かく言う私も医療不信あります。私は、同じ手術を2回、異なる
病院で受けました。その時の「違い」が、忘れられません。

意思決定については、決定に足る責任ある十分な情報が、極く普通の人が
苦労なく手に入れられるようでなければ、おかしいと思います。
そうなるまで、私の意思表示は空白です。
多くの人が、面倒くさいと適当に雰囲気で印を付けたり、ただただボランティア
精神に駆られて丸を付けるようでは、かえって広く行き渡らないと思います。


国旗と国歌 投稿者:FUJI  投稿日:03月04日(木)03時17分29秒

 「君が代」が今ながら、議論されている事と、
立ち上がりが中・高生からと言うことが、
全てがあやふやな国・日本的である。
外国からのイメージは考慮すべきモノでなく、
国民の問題なのだが、やはり保守国家、
勝手に話しが進んでいる。(民意を通さない)

 「日の丸」にしても「君が代」にしても
与えられた文化であり、尊重すべきであると同時に
文化を変える権利ももちろんある。
歴史認識が重要となる。

 個人的には、「君が代」は実感として
内在せず、不協和が生じる。

 サッカーの日本代表の試合での「君が代」斉唱を一例に取ると、
集団がアイデンティフィケーションするための歌でしかない
ために、観客は斉唱することにより快感を感じている。
要は、本質的に精神が抜き取られた肉体でしかない。
 
 国歌足り得ているか、という議論は
国歌が「君が代」である以上
現在、日本人である私は尊重すべきモノだとは、意識下で考えている。


国家、国旗をあらたにつくろう 投稿者:logicalist  投稿日:03月03日(水)22時56分16秒

今の日の丸、君が代は、諸外国にイメージが悪いし、変えましょう。
君が代は死ににいく音楽みたいだし。

しかし、それを強制する必要はない。
教育の現場で。
国を愛すも嫌うも個人の自由である


まだわかりません 投稿者:logicalist  投稿日:03月03日(水)22時53分13秒

医療不信で、密室性がたかい。
そのとおり。
しかし、その情報の開示は、本人と関係者だけでいいはず。
マスコミが広く流布する必要はない。
高知の医者も毅然と
「あなたたちにいう必要はない。個人情報のしゅひ義務です」
というほうがよかった。
「家族にはきちんと情報を逐一報告してます。」
と毅然とした態度をとればよかったのです

今後の提供者 投稿者:YoYo  投稿日:03月03日(水)10時07分00秒

最初の勇気が示されたことと、問題が身近になったことで、提供者が減るとは
思いません。実際、目の前で何人も移植が受けられました。

しかし、だからと言って、まだまだ追求されてしかるべき課題は山積でしょう。
私は詳細な点で根掘り葉掘り気になる点は残っていますが、意思を決めるために
自分でそこまで細かく調べることはしません。
ひとりひとりがそんなことをしなくても、十分な情報を誰もが気軽にアクセスできる方法で
予め出して意思決定できるようにするのが、臓器移植ネットワークセンターの仕事と誠意です。
今回は、あちらさんだって十分時間があったはずなのに、あまりに貧弱なパンフレット
しか用意してなかったように思います。一例目を見て、それが露わでした。
言われなくても、最初から言葉を尽くし説明する、そういう熱意が見られませんでした。

ドナーへのインフォームドコンセントだけでなく、もちろんマスコミへの対応などもポリシーが
感じられず貧弱でした。
とりあえず、2例目になるにはまだまだかなり勇気が必要です(私の場合だったら、です)。


透明性ほか 投稿者:YoYo  投稿日:03月03日(水)09時13分51秒

今回、厳格に「本人の意思」尊重というのを日本のやり方にしたことは
関係者も自慢のようでしたよ。必ずしも外国が良いわけではないと。
私も、日本では、家族だけに意思決定を負わせたら、迷いは大きすぎるし
なかなか同意は得られないと思います。
実際、「自分なら構わないけど、家族だったら・・・」っていう人が
多いですよね。
だからこの先、15歳以下の臓器提供は日本ではどうなるかと思いますよ。

大切なのは脳死判定の公正さでしょうね。今回は家族の希望だからと言って、
肝の部分を譲ったようなもんです。その他の不要な情報はいっぱい流出したのに。
そもそも、どうして高知の病院が特定されたのでしょう。

それと、脳死に対する理解を求める努力がどこまで行き届くかも重要と思いますが、
これも素人に分かるような説明は十分かどうか、今回の報道ではいろいろな
人がいましたね。

「透明性」は、医療不信のこの国にとってはやっぱり大切だと思います。
現在に医療を信頼しボランティア精神だけで提供に同意できる人以外に、
着実にドナーを増やすには、医療不信の改善しかないでしょうね。

医療に限らない、体質改善、この国ではいろいろと必要なんですよ。


新たな問題提起 投稿者:logicalist  投稿日:03月03日(水)01時13分04秒

透明性が誰にとって大事なのでしょうか?
ある人間の死に様を白日の下に晒す必要性はなんですか?
医師がどのように判定を下しているかを「遺族には」
公開する必要はあるでしょう。
しかし、我々が知らねばいけない根拠はなんでしょう。

諸外国では遺族の一方的な判断により、
臓器提供が為される場合が多いそうです。
まあ死んでしまえば知らぬが仏だからどうでもいいですが、
本人の意思表示が出来る日本の制度は、評価に値します。
意志の表示も自分でいろいろ調べて考えたらいかがでしょうか?
時間は死ぬまであるのです。
いつかはわかりませんが。

今度の件で提供したがる人が減りそうですね。


疑問の追加 投稿者:YoYo  投稿日:03月03日(水)00時46分54秒

結局、家族の希望で公開されなかった脳死判定のプロセス、どうなるんでしょう?
あれって、本当にすべてを透明にしなくてはいけないという信念があれば、
家族の希望であってもそれが叶えることができないということで、この提供は見送りに
するという判断もあったはずですよね。
やっぱり、1回目の提供・移植にどうしてもこぎつけたい、って考えて、それで
大切な透明性をどーでもいーや、ってしちゃったのでは?

後日、検証するのでしょうか?

後日、移植患者の選定を一時ミスった、なんてことも暴かれてたよね。


臓器移植ネットワークセンターに疑問 投稿者:YoYo  投稿日:03月02日(火)13時43分26秒

意思表示カードやシールと一緒の説明パンフレット、いくら読んでも提供者に対する
十分な説明になっていると思いません。今回の「第1回目」を見て、はじめて解ったこと
が山ほどあります。ただただ善意で移植する意思を表示する方だからといって、十分な
医学的説明や提供・移植にまつわる法律とシステムの説明をしなくていいとは思いません。
その時には本人はもう判断できないのだから、もっときちんと説明して然るべきです。
とりわけ、パンフレットには提供から移植作業の流れ図すらきちんと載っていないこと、
また一番気になる家族のことなど載ってません。あれはきっと故意です。ただただ、
自分の提供する/しないの意思だけ決めろとエラソーです。

エラソーの真意を私は思い当たります。文書で意思表示がない場合は、法的脳死判定
の全く対象外だからじゃないですか?
ところが、ここでも移植ネットワークセンターは怠慢で、現在「私の臓器万一の場合は
使ってもいいわ〜」って思ってる人で、「意思表示してないと絶対提供にはならない」と
自覚している人は稀です。何となくOKと思っている人もいるのにね。

とにかく、都合の良いことも悪いことも包み隠さず、ということにはなかなかなりそうに
ない体質を、やっぱり感じてしまいます。

きちんと説明しないでこれ以上カードやシールだけばらまくのは許せません。


君が代 投稿者:ARZG  投稿日:03月02日(火)12時19分42秒

広島県世羅高校校長自殺。結局80%の公立高校が君が代斉唱。つづいて先ほどのTVニュースではのなか官房長官が「内閣で国家国旗と君が代日の丸についての定義を協議する」とのこと。君が代は天皇の長生きを願う歌のようだが、このまま、国歌になるのだろうか。


(無題) 投稿者:logicalist  投稿日:03月01日(月)22時23分31秒

都知事選や移植「騒動」に関する意見募集。
都知事選は柿沢が大前研一を副知事にするという。
かなりの期待。
移植に関しては、マスコミの対応に疑問。
患者のプライバシーが守られなかった。


呪いもしっかり批判しよう 投稿者:わくわくさん  投稿日:03月01日(月)13時00分28秒

「高山助教授のとんでもマルチ」

先週放送のドラマ「リング」の中でおかしな説明があった、というお話。
このドラマは期間内にビデオを見せれば助かるが、ビデオを見せられなかった人は
呪いによって死ぬ、という話を軸にストーリーが展開しているようです。
そこで、この呪いを分析している高山助教授は
「2人ずつ呪いのビデオをダビングしていくと、最終的に呪いで死ぬのは
世界の総人口の1/4に収束する」
という命題を考えそれに理屈をつけて説明していたみたいですね。

まず、このゲームの前提は、暗黙の了解事項として、

・ビデオを見た人はまだ見ていない2人にビデオを見せなければならない。
 一度見た人は再びビデオを見ることはない。

・単純化のために、総人口は 2^{N}であらわされるものとし(Nは非負の整数)、
 このゲームによって誤差なくすべての人にビデオを渡すことができる。

・全てのプレイヤーはこのゲームの構造を完全に知っており(完備性)、
 不確実な要因はなく(完全情報)、誰もが合理的に行動する(完全合理性)。

このとき、高山助教授は次のように説明しているようです。

「最初にビデオを見せられた2人を1番目のグループとすると、最後に
見せられるn番目のグループはビデオを見ることを拒否するだろう、
なぜならば、彼らは他に誰にもビデオを見せることはできないから。
したがって結局死ぬのは n-1番目(最後から2番目)のグループということ
になる。(n-1番目のグループの人数/総人口)をR(n)とすれば、

    2^{n-1}  2^{n-1}    1/4
R(n)=―――――=―――――=――――――
    2^{n!}  2^{n+1}-1  1-1/2^{n+1}

lim_{n→+oo}R(n) = 1/4

となり、死ぬのは総人口の1/4に収束する。したがって、世界の1/4がこの
ゲームによって死ぬ。」

ところが、この最後から2番目のグループが死ぬ、という説明は中途半端に
人間の合理性を仮定しているので、誤りだということがすぐにわかります。
なぜならば、もしプレイヤーが完全に合理的であるとすれば、次のように
考えねばならないからです。

もし、最後の n番目のグループがビデオを見ることを拒否するのであれば、
n-1番目のグループは誰にもビデオを見せることができない、ということが
最初からわかっています。ということは、事実上、このゲームの最後の
グループは n-1番目のグループということになり、そのことをプレイヤー全員
が最初から知り得ます。ところが、もし n-1番目が事実上の最後のグループで
あれば、(どうせ助からないのだから)ビデオを見ることを拒否するでしょう。
すると、n-2番目のグループは誰にもビデオを見せることができず、今度は
n-2番目のグループが事実上の最後のグループということになる。このような
後向きの推論を繰り返していけば、結局最初の 1番目の2人もビデオを見る
ことを拒否しなければならない、ということになります。
であれば、最初に呪いのビデオを見せる人(貞子)以外誰もビデオを見ること
はできないし、貞子自身は呪いによって死ぬことはないとすれば、結局この
ゲームでは誰も死ぬことはできない、ということになります。

上記の結論はプレイヤーが完全情報の下で合理的に推論できる、という仮定に
もとづいています。現実には、だまされる人ちゃんと考えられない人などが
途中に出て来ることから、そういう人は死ぬでしょう。しかしその場合は
全くランダムに死亡数が決定され、事前にその数を予測することは不可能でしょう。
したがって、「世界の1/4」という数はどちらにせよ根拠がなく馬鹿げたものと
言えます。

(ここねぇ、誰も書き込まないと、tcupに消されちゃうよ(^_^;)。)

http://www.k3j.co.jp/ring/


わくわくさん 投稿者:dd  投稿日:02月22日(月)17時02分59秒

実はボクは直感基準の話は論文を読んでなくて基本テキストしか読んでなかったのであんまり
わかってない.でも基本的な話が合ってきたようで、よかったよかった.ここでも朝チャでも
労働の話、応援してますから続けてくださいな.


迂闊なことは言えないなあ(^_^;)。 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月22日(月)14時15分41秒

http://pweb.sophia.ac.jp/~t-dejima/
>重い,読みにくいという御叱りに対応し,2月21日より不要なボタンによるリンクを
>やめ,フレームを採用しました。不都合な点がありましたら,ご指摘くださると幸
>いです。 

あら。このページ御覧になってたのね(^_^;)。出島先生、生意気言って
ごめんなさい。内容については文句を言っているわけではないのです。
今後も参考にさせていただきますのでよろしく(^o^)。

でも、本当は、画像とかボタンよりも「フレーム」ってやつがよっぽど
問題なんですけどねえ↓。

#先生見てるんなら、ベッカーの「人的資本論」、やりにっくなったかな?

http://www.isoternet.org/%7Easada/lynx-view.cgi?url=http%3A%2F%2Fpweb.sophia.ac.jp%2F%7Et-dejima%2F&nolist=nil&linknums=nil&histcomments=nil&imagelinks=nil


陰謀論をしっかり批判しよう 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月22日(月)12時38分26秒

さて。

>「文化や伝統にとらわれすぎ」っていうのはちょっと言いすぎたかもしれないけど、
>無知からくる「常識の誤謬」の原因の一つに合理的思考に対するアレルギーが
>あるのではないか、

という問題意識だと抽象すぎるので、具体的に人の本をチェックすることで、
「おかしな経済の常識」について考えていけたらいいと思います。

石原慎太郎・一橋総合研究所
『宣戦布告「NO」と言える日本経済』光文社

とりあえず、最初の方から。

「いずれにせよ日本経済はもうダメだというアメリカの流す心理作戦の罠に
多くの日本人が簡単に落ちてしまっている。だから、こうなったらアメリカの
言う通りにするしかないと、これでまたますますアメリカの情報戦略の
因われとなっていく。日本人が今、経済破綻の恐怖に身がすくんで血も凍る
思いにあるとしたら、それこそアメリカの思う壷でしかない。アメリカの
狙いは経済の血液ともいうべき金融を締め上げ、金融で日本を制圧すること
にあるのですから」第一章 29ページ

さて、どのような情報戦略を用いたのか、具体的に言っているのは、
日本の長期債務残高が悪化していると米のアナリストたちがはしゃいでいる、
という程度のもの。どこが恐怖に身がすくんで血も凍る戦略なのか。
しかもその算定基準が異なるとは言え、少なくとも日本側の公表した
数字以上のことを言っているわけではない。実は勝手に債務残高の数字に
おびえているのは日本なのであり、「アメリカに悪く言われている」とは
その心理の裏返しによる被害者意識以外の何物でもない。

「最近ようやく何人かの専門家が指摘するようにはなったが、アメリカは
世界の基軸通貨としてのドルを好きなだけ印刷してたれ流し、そのドルを
環流させることで、対外赤字一兆四千億ドルのアメリカ経済をかろうじて
保っている。ドルの環流とは、利回りがいいとして、外から金を持ちこんで
こさせてアメリカの国債を含むアメリカの金融商品を買わせるメカニズムです」
第一章 31ページ

これまた「環流させる」「持ちこんでこさせて」「買わせる」と具体的に主語も
示さずに使役動詞が使われている。日本の投資家がアメリカの国債を自発的に
買うのは日本の国債よりも利回りがよくて運用益が大きいから以外の何の理由も
ありはしない。しかもそれは日本側の債権/米政府の債務であるので、別に
「貢いで」いるわけでも「つぎこんで」いるわけでもない。そういう私は
石原せんせにこういう文章を「書かされて」いるのでしょうか(^_^;)?

「つまり、日本が世界最大の債権国で、アメリカは世界最大の債務国、
借金国であるのにアメリカの景気のほうがいいのは、日本から毎年毎年
回っていく金で潤っているからにほかならない。アメリカは財政の赤字と
貿易赤字の体質は今もそのままだから、こんな体質のアメリカ経済の
今の活況は実に危うい綱渡りのようなものでしかないし、バブルに似て
いつ失速滑落してもおかしくない」第一章 32ページ

ナンセンス。日本にいい投資機会がないのでアメリカに円が投資されるから
日本が債権国/アメリカが債務国になっている。ということは、まさに
そのことが日本がいま不景気だということの説明にもなっている。不思議
どころか至極当たり前の話ではないの?経常収支と貿易収支の混同。

てな感で、なんか石原せんせの本だとだまされる人も少ないだろうから、
あんまり争点はないかも。続けようか、どうしようか...。

http://www.atc.ne.jp/seikindo/sensenno.htm


(無題) 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月22日(月)11時40分32秒

といいつつ、こういう話しで盛り上がるかどうか、ね(^_^;)。
だんだん、「繁盛組」と「閑散組」とにはっきりと
分かれてきたような、やな感じ。>討論系掲示板
しかし、掲示板と見ればマルチポストする「宣伝屋さん」とか、
「陰謀を売り歩く人びと」とか、最近うんざりだからねえ。
えっと、「七大天使」ちゃんはここにはまだ来てないのかな(^_^;)?

あと、別のところでも言ったけど、アングラと非アングラの区別
くらいははっきりさせましょうね。大体、雰囲気で自分の居場所くらい
わかるでしょうに。

声を弱にしていいたい「アングラの話したきゃそういうところに行けよな」


わくわくさん。ありがとう。 投稿者:ATP  投稿日:02月22日(月)11時26分22秒

わくわくさん。面白そうですね。ありがとうございます。


わくわくさん 投稿者:通行人A  投稿日:02月21日(日)10時32分22秒

>#大体、上智のページって、大学→学部→学科→教員ってリンクがたどれない
>#間の抜けたところでしょ。困っちゃいますねー(^_^;)。
>#あと、無意味に画像ベタベタ張ってみたり、試験問題をWordファイルでアップロード
>#するのは、もう論外。

長崎大学のHPはシンプルでよいですね。


人のページの引用です。>ATPさん 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月19日(金)18時47分00秒

ここで書き散らした説明のあまりのマズさを反省して。

http://pweb.sophia.ac.jp/~t-dejima/laborecono.htm

>理由は,生産性が高い労働者は低い労働者に比べ,同じ成果を挙げるのに投入する
>費用が安くすむ。ということ。たとえば,試験で同じ点数をとるのに,生産性が
>高い労働者は1時間の勉強で済むところ,低い労働者は3時間の勉強で済むという話。
>同じ大学へ進学するときに,1日3時間の勉強でいい人と,10時間の勉強が必要な人
>がいる。前者に比べ後者は勉強するのが高コストだから進学の苦痛が大きく,
>大したメリットはない。こうして,生産性と教育程度が相関する。
>
>この相関が企業に知られていると,教育程度が高いということから,潜在的な能力
>が高いことを予測できるようになる。それで,学歴が隠された生産性を示す
>シグナルになるという話。
>
>しかし,「高生産性の労働者はよく学習するから,さらに勉強しなくてよい。」
>という誤答多数。それまでの学習の蓄積はまったく関係ない。ここでいう教育費用
>は,個人の損得勘定に入るものだから,個人が払っているもの。それなら,
>教育費用は高生産性労働者の方が高いはずだ。

ほら簡潔な説明。これでわからない方はそういないんじゃないかな。

あと、ベッカーの市場主義に対しても一定の評価を与えていらっしゃるようね。

http://pweb.sophia.ac.jp/~t-dejima/article.htm#becker

>まず,労働市場で言えば,弱者保護のための,政府による最低賃金制約が失業者を
>増やすことを,すっきり主張している。その通り。こうした価格体系への制約が
>逆に労働需要を減らしてしまい,本来の意図である雇用拡大とは逆の作用を
>もたらすことはミクロ経済学の常識である。常識の誤謬は,経済行動は与件が
>変わると変化するものだということ,つまりシステムとして(もっといえば
>連立方程式として)経済を捉えること,ができていないことによる。言い替えれば,
>最低賃金で労働者が守られると思う者は,賃金が高止まりしても企業が従前の
>労働を需要するという,あまりにも素朴な前提に囚われているのだ。しかし,
>値段が上がっても前と同じだけモノを求める保証はどこにもない。
>
>ただし,講義やその他の機会を経験する限り,すべて損得勘定で人間行動を
>説明することは,経済学の考え方になじみがない人に相当のアレルギーを
>もたれるようである。この本は,そういう人にとっていい刺激になると思う。

「文化や伝統にとらわれすぎ」っていうのはちょっと言いすぎたかもしれないけど、
無知からくる「常識の誤謬」の原因の一つに合理的思考に対するアレルギーが
あるのではないか、という問題提起だったのね。来週あたり、このへんについて議論
できたらいいんじゃないかな。

#あとね。この出島クンのページって、いいこといっぱい書いてある反面、
#無意味にクッキー食べさせてやたら重くって、古いNNだと固まっちゃうのよね。
#久しぶりにMosaic出してみた。出島クンちに行く人は気をつけてね。
#大体、上智のページって、大学→学部→学科→教員ってリンクがたどれない
#間の抜けたところでしょ。困っちゃいますねー(^_^;)。
#あと、無意味に画像ベタベタ張ってみたり、試験問題をWordファイルでアップロード
#するのは、もう論外。

http://pweb.sophia.ac.jp/~t-dejima/


法律に詳しい方へ 投稿者:なっちゃん  投稿日:02月19日(金)12時30分37秒

 はじめまして。
  突然ですが、現在、商品の契約に関して困っており、ご相談に乗っていただ
ければと思い投稿させていただきました。
 まず、一つ目はエステティックサロンとの契約についてです。
 美容機器を購入し、エステの担当者からアドバイスを受けたりカウンセリン
グを行ってもらいながら、自宅でエステをすると言う説明を受け、契約を昨年
 6月頃にしました。30万円を36回払いです。
 また、担当者からは、「定期的に電話で連絡し、チェックをしながら相談に
乗るから」といわれました。
 しかし、美容機器とクリーム等の商品は届いたものの、担当者からの連絡が
全く来ません。また、こちらから連絡をしても、担当者は常に席を外しており、
伝言を伝えるようお願いしても、担当者からの連絡は一度もありませんでした。
結局、ほんの数回しか利用しないまま現在にいたります。

(私は肌が弱く、皮膚炎になりやすい体質のため、どうしてもカウンセリング
やアフターケアが必要だったので、契約時、担当者の方にも相談した上で、契
約をきめました。)

 アフターケア等のサービスについての証拠らしいものは有りません。
クレジット会社の契約書には美容機器などの物しか明記されておりません。
また、クレジット会社と販売店の関係も良く分かりません。(クレジット会社
に毎月の支払いをしております。)
 一応、エステ会社からいただいた一枚の紙切れには、「アドバイスなどもし
ますよ」的なことは書いてあるのですが・・・

 恐れ入りますが、上記において、支払いの停止を求めることができますで
しょうか。

 最後に、二つ目は新聞紙の契約についてですが、 4月からの契約を結んでお
ります。また、契約書の控えを無くしてしまったのでコピーを販売店からいた
だいたのですが、どうやら私は署名はしたものの、印を押しておりません。

 この場合、いずれかの理由で解約する・契約を無効にすることはできるで
しょうか。

 お忙しい中申し訳ありませんが、もし詳細が足りないようでしたら、お応え
いただける範囲で結構ですので、素人でも分かる説明をいただけたら幸いです。


労働市場の雇用流動化 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月19日(金)11時54分46秒

おとといの日経「経済教室」で、筑波大学の方の松井さんが労働市場について
書いています。

****************************************************************************
「雇用流動化へ政府が範を」
〜官の中途採用推進 国造り、「盛年」の活用カギに〜

要約
(1)経済の世界は多数の個人・組織が相互に影響しあう点でゲームの世界といえ、
最大のプレーヤーである政府の役割は大きい。
(2)その大きな役割の一つは、雇用の硬直的慣行の打破と流動化に向けて働き盛りの
「盛年」労働者の市場を創出することであり、政府は率先して民間盛年層の官僚への
中途採用や、盛年官僚の民間への出向・転出を本格推進する必要がある。
(3)時代は大転換期にあり、構造改革それ自体も官民が組織的に英知を結集して
進めるべき時がきている。

さらに、本文より
「...ここまで来ると、理論というより理想論に近いと思われるかもしれない。
しかし、ビジョンなしに、国を語ることはできない。明治時代の立役者たちも
初めは狭い部屋でひざを詰めながら見果てぬ夢を語っていたに違いないのである。」
****************************************************************************

(ふん。確かにえてして理論家の出す政策提言ってのは極端に具体性がなかったり
するもんだわね(^_^;)。しかし、ネットにもこの手の理想論で満足している板って
結構あるのよ。)

さて。本文の内容および政策提言は要約につきていますし、引用部分の精神的な
前提にもまったく異論はありません。ところが、実際の政策に関してより具体的な
方策が何もないので実に食い足らない議論だと感じた。よって、この議論を少し
具体的に広げてみたいと思います。

主張:
もし盛年労働市場の拡大を政策目標とするならば、政府は行政機関のみならず、
民間企業の一般訓練費用を補助すべきである。

「人的資本の理論」の中で、職業訓練は「一般訓練」と「特殊訓練」とに区別して
議論されます。一般訓練は特定企業にかかわらず労働者の生産性を高める費用
であり、公的学校と企業によって供給されます。特殊訓練は特定企業のみに
通用する生産性を高めるもので、その企業によって供給されます。すると、雇用期間
を「訓練中」と「訓練後」に分けると、特殊訓練の場合は、「訓練中」の賃金は
限界生産性価値よりも低く抑えられ、「訓練後」はそれよりも多いが高まった限界
生産性価値よりも低いのに対して、一般訓練の場合は、「訓練中」の訓練費用は
労働者の自己負担となり、、「訓練後」は限界生産性価値と同じ賃金を得られます。

ところが、実際には同一産業の労働者の生産性は関係特殊的ではなく、企業訓練は
一般訓練の性質をより多く持つと考えられるため、企業は、労働者に「訓練後」に
逃げられないようにするために、「訓練中」の訓練費用をある程度負担し、なおかつ
「訓練後」は市場賃金以上の賃金を保証しなければなりません。(実際、俗論として
「労働者が採算をとれるのは30過ぎてから。それまでは企業に勉強させてもらって
いる」って言われますね。)したがって、このような継続的契約がうまくいけば、
企業は安定した生産性を維持できますし、労働者の転職するインセンティブはなくなり
ます。これが労働市場の硬直性をもたらしていると考えられます。この労働市場の
ありかたは日本の「終身雇用の通念」に支えられているので、いくらその神話が
事実壊れているとしたとしても、労働者の通念(これが問題)が変わらない限り、
変わるとは思われません(その代わり変わるときはガラっと変わるかもしれません
がね)。

そこで、一つの方策としては、企業訓練の費用を一般/特殊にかかわらず、政府が
補助し、「訓練後」の高賃金の約束を無意味なものにしてしまう。すると、企業は
市場賃金以上の賃金を約束するインセンティブはありませんから、同一産業内で
賃金は市場によって決まるでしょう。すると、労働者は同一企業にとどまる理由は
ありませんから、企業間移動が促進されます。十分な移動が保証されれば、市場
賃金も適正なものを期待することができます。それは産業の安定と将来の法人税
収入の増加が期待できますから、政府は長期的には企業訓練費用を回収できるで
しょう。したがって、企業・労働者・政府すべてが最適であるので、いまと違った
労働市場均衡が達成されます。


#私信。logiさん、今夜時間があったら、asachaに行きますので(^o^)。


ddさん。ありがとう。 投稿者:ATP  投稿日:02月19日(金)10時54分15秒

ddさん。突然の質問に誠実な態度でお答えいただきありがとうございます。
私もまだまだ浅学非才の身ですが、よろしくお願いします。


では、refinement論はひとまず、これで。 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月19日(金)10時42分17秒

>シグナリングゲームでは信念に応じて複数均衡が生じるんだけど、Cho=Kreps
>なんかが言ってるのは『パレート優越な分離均衡(Bのこと?)のみが均衡精緻化
>の結果として(一意解として)正当化できる』ってことじゃなかったかな?

>この1つの分離均衡における両タイプの利得は他の均衡におけるそれをパレート優越している、
>という意味で使ってます.

あとからよく考えてみたら、この部分は間違いではなかったですね。どうも
失礼しました。正確に言えば、両タイプの利得ではなくって、「Pareto dominantな
均衡結果によって、ある一括均衡と整合的な事後信念が非合理的だという直観が
得られるので、その基準でそのような一括均衡は排除されうる」ということですね。
なぜならば、下の例のように、(a)シグナルの送り手はシグナルにcommitmentする
ことで最大可能利得を得るのだし、(b)その戦略に対する信念を改訂することで
受け手は逸脱によってよりよい利得を得る、ということになりますから、結局
新しい均衡は元の均衡に対してPareto dominantになっているはずです。(ていうか
Mas-Colellにも似たようなことがちゅあんと書いてあったわ(^_^;))ふん。すると、
なんか参入阻止モデルに似てなくもない。

私が違うかな、と思ったのは、ギボ本の条件6によって「すべての」一括均衡が
排除されるわけではない、ということです。実際、Cho=Kreps(1987)には、2つの
均衡例:

均衡(1)
********************************************************
A(白丸)はタイプに関係なくbeerをとる、
B(黒丸)は quicheを見たらduel、beerを見たらdon'tをとる、
Bの信念は右の情報集合では(q,(1-q))(ただし、q\geq 1/2)、
右の情報集合では prior (0.1, 0.9)にしたがう
********************************************************

均衡(2)
********************************************************
A(白丸)はタイプに関係なくquicheをとる、
B(黒丸)は beerを見たらduel、quicheを見たらdon'tをとる、
Bの信念は左の情報集合では(q,(1-q))(ただし、q\geq 1/2)、
右の情報集合では prior (0.1, 0.9)にしたがう
********************************************************

があり(もちろん、ともにpooling)、一括均衡(2)は基準によりbreakするが、
一括均衡(1)は排除されない(なぜならば、Bは信念を更新する必要がないから)、
という点が指摘されています。ですから、この反例より、

「すべての一括均衡が直観的基準を満たす分離均衡によって排除されるわけではない」

となります。ええ、ddさんの過去の発言をよく見てみると、これに反すること
を主張されているわけではないのですね。しかし、この事実から言えることは、
「直観的基準」もrefinementの切札にはなっておらず、『パレート優越な分離均衡のみ
が均衡精緻化の結果として(一意解として)正当化できる』というのは、「恣意的な
価値判断(それこそ哲学とか)」によるもの(?)かもしれないし、あまつさえ、
シグナルの受け手(最初の話では“世間”)が(1)による信念を持ってしまったら、
シグナリングは機能しない、と結論づけることができます。したがって、下の
「馬鹿な世間均衡」はやはり現実性をもったものであろう、という予想を
くずすことはできません。

http://members.rotfl.com/wakuwakusan/cho_kreps.html


ATPさん 投稿者:dd  投稿日:02月18日(木)17時34分26秒

>「教養」「伝統」それぞれの定義をお教えください。(あなたなりの解釈で結構です)
これはもすのすごく難しいです.

18日の発言
『伝統が個人の試行錯誤を妨げている.その結果集合的な信念が形成されるのが
遅れたり非合理なものに留まる』

まず、この発言自体がものすごく曖昧なほとんどこのままだと印象批評レベルの発言
であることを認めます.だから『どのような伝統がどういう次元・局面でどういう個人の
どういう種類の試行錯誤をどの程度妨げているのか』を特定して記述するのが筋でしょう.
でも、これすら(ボクにとっては)とても難しい.

しかも、印象レベルの18日の発言自体例えばわくわくさんだと別の考えを持っている
かも知れません.すいません、もう少し待ってください.


ddさん 投稿者:ATP  投稿日:02月18日(木)14時51分16秒

「教養」「伝統」それぞれの定義をお教えください。(あなたなりの解釈で結構です)


こっちで行こうこっちで 投稿者:dd  投稿日:02月18日(木)13時41分59秒

>あ、あと、そーゆー科学的な思考を妨げているのが、文化とか教養とか、
その他もろもろの非科学的な価値観を持ち出して、大衆の通念にバイアスかけている連中も
問題なんでしょーねえ(^_^;)。へっへっへ。

個人の試行錯誤が十分繰り返されたら信念って割りと賢くなると思いませんか?なんとなく.
でも教養とか伝統っていうのはそういうのを許さないじゃないですか.怪我するから危ないって.
思いやりの名の下に(進化的?)試行錯誤による期待形成が阻まれてる...
こんな路線で考えるとわくわくさんの話だって
生きてくるんじゃないかな(ついでにボクのも.ヒャッヒャッヒャッ)


理論の続き 投稿者:dd  投稿日:02月18日(木)13時24分15秒

>おっしゃっているように、分離均衡だったら整合的、ということではありません。
また、パレート優越かどうかということも関係ないです。なぜならば、ここでの
「均衡優越性」というのは、均衡利得と逸脱したときの可能な利得とを比較しているのに
すぎないから。

『..このモデルには非常に多くの一括・分離・混成完全ベイジアン均衡が存在したことを
思い起こしていただきたい.驚くべきことにシグナリングの条件6(直感基準)を満たす均衡
はその中に1つしかない』(ギボンズ242ページ)

この1つの分離均衡における両タイプの利得は他の均衡におけるそれをパレート優越している、
という意味で使ってます.つまり均衡利得と別の均衡利得を比較してるのであって均衡外利得を
比較してるわけではないのです.
一応引用しておきました.っていうかわくわくさん、リファインメントは僕嫌いなんです.
もう疲れたよーーー


何の役に立つの? 投稿者:ATP  投稿日:02月18日(木)12時42分27秒

あのう、わくわくさんの論じられていることは実生活にどういう役に立つのかお教え下さい。
たとえば話題の都政なんかに・・・。
すごい理論をお持ちのようなのでこの際都知事選挙に出馬されて実践されることをお勧めします。


わくわくさんの紹介 投稿者:ひさっち  投稿日:02月16日(火)23時39分40秒

わくわくさんの紹介でやって参りました。
なるほど、ゲーム理論を実践的に使って議論されてるのですね。
とりあえす、今回はあいさつということで。
では、また参ります。

http://http://www.lares.dti.ne.jp/~m-hisa/game/index.html


他の人も参加しやすくした方がいいかも。 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月16日(火)18時58分21秒

えっと、専門上のお話はそれでいいとして。

>どうも話が細かくなってきたんですが、

>ぼくが言いたかったのは
>1.やっぱり日本は現状として「馬鹿な世間均衡」なんだろうか.よくわからない
>2.そうだとしたらなんで日本社会はこういう非合理な信念を持ちつづけるんだろう?
>っていうか信念って何だろう?どうして世間は馬鹿でありつづけるんだろう?

という問題意識だったら、もっと多くの人が考えられそうな問題ですね。
私が考える、その1つの理由は、「プレイヤー“世間”は集団だから」
ということです。実際、下のような図を見せられれば、「ああ、もっとオトクな
考え方があんのかー」と誰でも納得できそうですが、完備情報の場合でさえも、、
(あ、プレイヤーがゲームのルールを知っている状況でも、って言えばいいのかな?)
有効なシグナルに対して鈍感なんでしょうね。なぜ鈍感になるかって言えば、
プレイヤーが集団だから、その多数の信念が形成されるまでに時間がかかる、
したがって、如何に科学的で如何に合理的な戦略/信念であってもそれが浸透
するのに時間がかかるからなんでしょう。

あ、あと、そーゆー科学的な思考を妨げているのが、文化とか教養とか、その他
もろもろの非科学的な価値観を持ち出して、大衆の通念にバイアスかけている連中も
問題なんでしょーねえ(^_^;)。へっへっへ。

http://133.45.177.83/~asanama/chat/asacha.cgi


Cho=Krepsの「直観的基準(Intuitive Criterion)」 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月16日(火)18時45分14秒

さきほど、QJEのCho and Kreps(1987)をゲットしました。ああ、
「ビール・パイゲーム」のことですね。じわぁぁーっと思い出して
来ました(^_^)。えっと、それだったら、下で書いたオフパス上の
問題とはちょいと違いますね。別の説明をしてしまったかもしれません。

えっと、まず、ギボンズで定義されている「完全ベイジアン均衡」は
条件1から条件4までを満たすものとされてます。ここで、条件1〜3
を満たす均衡が、私が下で定義した均衡です。そこで、もし情報集合に
到達しない「均衡経路外(オフパス)」では非合理的な信念を排除でき
ないっていう話になります。ところが、条件4では、「情報集合に到達
したという前提での合理性」を課していますので、その問題はクリア
しています。したがって、ギボンズによる定義のPBEはオフパス上でも
合理的な信念に支えられているようだ、ってことになります。だから、
下の私の問題はそれでいいんであって、以下のお話はその後のお話。
(ちなみに下で私が「逐次的均衡」として想定していたのは
「\epsilon -perfect equilibrium」のことでした。すべてのサポートに
正の確率を割り当てて、\epsilon →0 の極限をとる、ってやつですね。)

で、ところが、それでも「もっともらしくない均衡」があるじゃないの、って
いうのが、Cho=Krepsの議論ですね。tgifの練習も兼ねて、ペーパーの
Figure 1を作って見ました(^_^;)。(ギボンズの例とは数値だけ違うようです。)

http://members.rotfl.com/wakuwakusan/image/beer_pie.gif

問題となる均衡は、例えば、

「A(白丸)はタイプに関係なくquicheをとる、
B(黒丸)は beerを見たらduel、quicheを見たらdon'tをとる、
Bの信念は左の情報集合では(q,(1-q))、
右の情報集合では prior (0.1, 0.9)にしたがう」

です。これがなぜ問題かっていうと、q\geq 1/2 である限り、
明らかにBPEであるにもかかわらず、弱虫タイプ(t_W)は均衡での
最高利得が3だが beerをとれば最高2しか得られないので、
「beerをとるはずがない」というのがもっともらしい推測となる、
また、強虫タイプ(t_S)は均衡から逸脱すれば、最高3の利得を
得るので、「quicheをとるはずがない」がもっともらしい。よって、
もし Bが beerを発見したら don'tを選ぶはずであり、よって整合的な
信念は、q=0となるはずです。したがって、上の一括均衡はおかしな
均衡となるので、排除されねばならない、ということになります。

Cho=Krepsはこれを「直観的基準」と呼ばれる条件で排除することを
提案しています。するともう1つの一括均衡は条件をクリアできる
ことが示されます。(さあ問題。もう1つの均衡は何でしょうね(^_^)。)
したがって、おっしゃっているように、分離均衡だったら整合的、
ということではありません。また、パレート優越かどうかということも
関係ないです。なぜならば、ここでの「均衡優越性」というのは、
均衡利得と逸脱したときの可能な利得とを比較しているのにすぎないから。

http://members.rotfl.com/wakuwakusan/image/beer_pie.gif


わくわくさんへ 投稿者:dd  投稿日:02月16日(火)15時57分34秒

マスコレルの14章とか手元にあるギボンズの242ページではそう書いてます.
散々引きずりまわした挙句に結局一番社会的に望ましい均衡に落ち着くっていう
結論だったので記憶に残ってます.そう.リファインメントって面倒な割には
ありきたりのところで終わるっていう印象(あくまでも個人的な)があって避けて
ます.

どうも話が細かくなってきたんですが、

ぼくが言いたかったのは
1.やっぱり日本は現状として「馬鹿な世間均衡」なんだろうか.よくわからない
2.そうだとしたらなんで日本社会はこういう非合理な信念を持ちつづけるんだろう?
っていうか信念って何だろう?どうして世間は馬鹿でありつづけるんだろう?

というやや超越的・大雑把な疑問だったのデス.


Re:おひさ 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月15日(月)18時32分51秒

>本来エリートというのは、貴族など生まれながらに既得権を持つ者に対して
>...(以下略)

はい、わかりました。


Re:わくわくさんちょっと気になった 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月15日(月)18時12分26秒

たぶん、

Cho,I.K and Kreps(1987),“Signalling games and stable equibria,”
Quarterly Journal of Economics 102, 179-221.

ですね。えっと、どんな話だったかしら。いまちょっと手元にないので、
後日調べてみます。しかし、おそらく次のようなことではないかと推測
します。

まず、下の「(A)一括均衡」と「(B)分離均衡」はまぎれもなく均衡、
ここでは「完全ベイズ均衡(Bayesian Perfect Equilibrium - BPE)」です。
ここでBPEとは、「誘引両立性条件(Incentive compatibility condition)」
と「個人合理性条件(Individual rationarity condition)」を満たし、
なおかつ、

(逐次合理性)各プレイヤーの戦略は、他のプレイヤーの戦略と信念(belief)
が与えられたとき、Nash均衡にしたがうこと。

(整合性)各プレイヤーの信念は、他のプレイヤーの均衡戦略から
「ベイズ・ルール」によって合理的に作られていること。

が必要となります。ここで、下のゲームの(A)と(B)の均衡はこれらの条件を
満たしています。ところが、ゲームツリーを書いてみるとすぐわかるのですが、
(A)のような均衡は、非合理的な前提にもとづいている、と指摘されて来ました。
なぜならば、「両タイプがy=1をとる」という戦略から到達する2つの節を
含む情報集合の中の信念は(1/2, 1/2)と計算できるのですが、「両タイプが
y=0をとる」という戦略から到達する情報集合の中の信念は計算できないから
です。なぜならば、ベイズ・ルールの条件(分母)がゼロとなるから。
つまり、計算できないけど、まあ上の条件を満たしているからいいや、って
ことですね。ところが、御存知かと思いますが、この均衡の欠点は、その
ような「オフパス(off-path)」の部分の非合理的な信念に支えられて
成り立っている、ということなんですね。よって、Kreps=Wilsonなんかが
「逐次的均衡(Sequencial Equilibrium)」の概念でリファインメントしろって
言ったわけですね。

えっと、いま時間がないので、もしもっと詳しい説明が必要ならば、今度
ゲームツリーを書いて説明します。

ddさんのおっしゃっていることはこういう基本的なことなのかしら? もし、
それ以上のお話でしたら、ちょっとこのへん復習しなきゃいけません(^_^)。

>なんかが言ってるのは『パレート優越な分離均衡(Bのこと?)のみが均衡精緻化
>の結果として(一意解として)正当化できる』ってことじゃなかったかな?つまり

ほんとにパレート優越な分離均衡が一意解となってるってことが言えてるんですか?


おひさ。 投稿者:てんてん  投稿日:02月15日(月)17時57分21秒

わくわくちゃんがちょっと気にしてるみたいなので、注釈(笑)

アロー式やシグナリングの話は面白いと思うけど、「生まれながらのエリート」
という設定が妙だと思った。

本来エリートというのは、貴族など生まれながらに既得権を持つ者に対して
庶民がずば抜けた知力と実力を武器に、同等の地位と評価を獲得した階層
を指す。近世欧州での官僚や軍人ですな。そういう者を選抜、育成するのが
エリートシステムです。既得権ではなくて、実力による評価です。門閥、家柄
制度と混同しがちですが、両者を兼ねる場合もあるというだけで、エリートシス
テムの本質はあくまで選抜であります。

従ってエリートは実力によって評価されるものであって、その名によるもので
はありません。むろんシステムが定着すれば、エリートたることが逆に無条件
の評価に転嫁することはありますが。あとナチスのようにエリート層はアーリア
人に限るとした場合は、エリートの性質が貴族と不分明になります。

若貴は「サラブレッド」(血筋)であり、千代大海は違いますが角界における彼ら
の選抜過程に違いはありません。若貴は別に優遇はされていませんから。むし
ろ、二子山部屋が伝統的に八百長を行わないために出世においてより不利であ
るといえましょう(権力により、星を買わない)。この場合優遇されているとすれば
、幕下付け出しでデビューできる学士力士でしょう。


わくわくさんちょっと気になった 投稿者:dd  投稿日:02月15日(月)17時06分23秒

>私の意見は、現代日本の世間ってのは、どっちかっていうと(A)なんだから、
「馬鹿な世間均衡」が起こりやすいだろう、だとすれば、この世間にエリートは
いるはずがない(だから、現実の若貴もエリートではない)、です。

シグナリングゲームでは信念に応じて複数均衡が生じるんだけど、Cho=Kreps
なんかが言ってるのは『パレート優越な分離均衡(Bのこと?)のみが均衡精緻化
の結果として(一意解として)正当化できる』ってことじゃなかったかな?つまり
両タイプともシグナルしない一括均衡(A)は合理的な信念に支えられた均衡とは
言い難い...っていう話だったと思うんです.だから理論的にはもし日本社会の
均衡がAならばそれは非合理な信念に支えられてる、とは言えると思う.

問題はホントに日本がAなのかってことかな...
なんとなくそういう気もするけどわからない.


代理店募集! 投稿者:(有)エスアール札幌  投稿日:02月15日(月)14時59分41秒

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若貴とシグナリング2 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月15日(月)13時11分17秒

次に、もし世間がもう少し賢くて、「(B)シグナルを出すってことはそれだけ
カネかける覚悟が出来てんだから、やっぱりエリートかも」と考える状況を
考えてみましょう。それはつまり、シグナルを出す人の評価w_1とシグナルを
出さない人の評価w_0を違える、ということです(したがって、「馬鹿な世間
均衡」ではw_1=w_0です)。このとき、w_1とw_0をうまく工夫して、

「若貴はシグナルを出すがパンピーはシグナルを出さない、ていうか、
パンピーは若貴のマネをしてシグナルを出したくってもマネできない」

っていう状態に誘引することはできないでしょうか? ようは、
「(1)若貴はパンピーのマネをすることはできず、(2)パンピーは若貴のマネを
することはできない」っていう条件を考えてやればいいわけです。つまり、

(1) w_1 - 8*1/5.5 > w_0 - 8*0/5.5

(2) w_0 - 8*0/2 > w_1 - 8*1/2

です。これらの式の意味は明らかですね。するとあとは、若貴もパンピーも
効用がマイナスにならない程度に(1)(2)を満たすw_1とw_0を考え、事前に
これらの評価を契約として可能にしておけばいい。すると、

*******************************
y_{若貴}=1
y_{パンピー}=0
w_0=2
w_1=5.5
*******************************

でOK。なぜならば、(1)(2)を満たすのでシグナルによってタイプが見分けられて
いる上に、どちらのお相撲さんの効用もマイナスになっておらず、お相撲さん
やめずにすむし、さらに世間の効用はゼロだから万事OKってことです。
これを「賢い世間均衡」とでも呼びましょうかね。

こうして我々は2つの均衡を得ました(ここでは大雑把に「均衡」って言います)。
ここで、注目しなくてはならないことは、どちらも均衡ではあるが、その均衡を
成立させているのは「世間の信念」だってことです。つまり、前者は世間の(A)の
信念を、後者は世間の(B)の信念を前提としていることです。したがって、この
簡単な例からわかったことは、若貴が世間にきちんと選別されるか、それとも
選別されないから廃業しちゃうかは、この世間の信念をどう仮定するかによります。

では、

問。現実の世間の信念を考慮すれば、「馬鹿な世間均衡」と「賢い世間均衡」の
どちらが起こりやすいか答えよ。


私の意見は、現代日本の世間ってのは、どっちかっていうと(A)なんだから、
「馬鹿な世間均衡」が起こりやすいだろう、だとすれば、この世間にエリートは
いるはずがない(だから、現実の若貴もエリートではない)、です。

#あ、数値例はRasmusen(1989)“Games and Information”からのパクリですので、
わかってても指摘しないように。


若貴とシグナリング 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月15日(月)13時10分17秒

えっと、ワイドショー人さんの投稿に対する答えが中途半端でしたのね。
もうちょっと、みょうちくりんなエリート論を続けてみたいので、すみませんが、
場所貸して下さい。

若貴の話で言いたかったこと(「エリートはいない」)を数値モデルで示します。


人間を「生まれつきのエリート」と「凡人」の2タイプに分けます。
エリートタイプ(以下、「若貴」)の能力aを5.5とし、凡人タイプ
(以下、「パンピー」)の能力を2としましょう。この世間は
疑り深い人が多いので、生まれつきのエリートと言っても本当に
エリートかどうかそれだけで示せるわけではありません。そこで、
「自分は間違いなくエリートだー」っていうシグナルを出す必要が
あります。このシグナルは「学歴」であっても単なる「ハッタリ」で
あってもかまいません。ただし、シグナルにはコストがかかり、
かつ、能力の差によってそのコストが違うものとします。単純化の
ために、シグナル水準は「出す(y=1)」「出さない(y=0)」の2つのみ
です。両者の効用は単純に

\Pi_{お相撲さん} = w - 8y/a

です。ただし、wは世間から受ける「評価」で、それによって効用は
高まります。8y/aはシグナル費用ですが、能力aが大きいと少なくてすむ、
っていう点に注意しときましょう。一方、(代表的)世間の効用は、

\Pi_{世間} = a - w

です。つまり、世間はその人の能力から利益を受け、それが効用を
高めます。wが引かれてるのがちょっと妙ですが、まあ、評価をする
ために世間が何かのコストを負担する、と思えばいい(マスコミが
ヨイショ記事を書くコストとか)。ただし、a-wがプラスである限り、
競争が起こるので、世間はa-wの期待値をゼロにしなきゃなりません。

さて、世間はその人の真の能力がどちらなのか知りませんので、もし
何も考えなければ、「パンピーにたくさんwを支払う必要はないな」と
思います。そこで、「(A)どうせ若貴かパンピーかわからないんだから、
パンピーにふさわしい評価だけ支払おう」と思うかもしれません。
ところが、疑われた若貴は、「そんなんだったらお相撲さんやめる」と
言い出すかもしれません。したがって、この世にはパンピーしかいなく
なります。これを「逆選択問題」または「レモン市場の問題」とか
呼んだりします。

ああ、忘れてた。世間はaについて正確な値は知りませんが、とりあえず、
半々、つまり、Prob(a=5.5)=1/2、Prob(a=2)=1/2と考えるとしましょうか。
するともし、シグナルyが0であっても1であっても関係なく、世間がすべての
お相撲さんをパンピーとして扱うとすれば、

(5.5 - w)/2 + (2 - w)/2 = 0

より、w=3.75を支払うことになります。ところが、お相撲さんの方では、
もし世間がそんなふうに考えているのならば、シグナルを出す必要は
ありませんので(だって出しても費用がかかるだけで無意味ですので)、
若貴であれパンピーであれ、y=0とするでしょう。ということで、
若貴/パンピーの違いはまったくなくなります。結果は、

*******************************
y_{若貴}=y_{パンピー}=0
w=3.75
*******************************

となります。これを「馬鹿な世間均衡」とでも呼んでおきましょうか。


実際そういうことをしたらどうなるのか? 投稿者:logicalist  投稿日:02月14日(日)18時00分24秒

>「何もわからず投票するくらいなら、
何らかの考えがある人に委ねた方がましだと思います。」
っていうのは、ちょっと意味不明。

実際に何もわからず、知り合いとかのいうがままに投票していたら、
組織の強いところがますます強くなり、民意がゆがめられるか、
ただの人気投票になってしまう危惧があります。
そうなると、政官癒着、官僚主導がますます強まることになります。

投票が義務でなく、権利である必要性はそういうところにあります。
アメリカの登録制の経緯については存じません。


選挙 投稿者:whitenoise  投稿日:02月13日(土)20時14分08秒

棄権をするのなら、投票場におもむいて白票を投じろと言いたい。

あと、アメリカの投票権の申請制度は、私の記憶が確かなら、
黒人に選挙権が与えられた時、わざと遠くに申請所を設けて、
貧しく仕事も休めなければそんな遠くまで行けない黒人たちに
実質選挙権を与えないためのものだったと思うんですが、
違いましたか。

「何もわからず投票するくらいなら、何らかの考えがある人に委ねた方が
ましだと思います。」
っていうのは、ちょっと意味不明。
というか、私はそうは思わない。

投票はあくまでも義務ではなく権利だとおもっています。


投票の義務化は反対です 投稿者:logicalist  投稿日:02月13日(土)19時20分34秒

投票の「棄権」は投票した人への白紙委任と見なされても仕方ないでしょう。
よく言うのですが、神戸の震災の時に行政に文句を言う被災者がやたらいましたが、
その前の神戸市、兵庫県知事選共々、異常な低投票率(30%とか)だったのです。
それでよく文句が言えた物だと思いました。

だからといって義務化すればいいとは思いません。
むしろ、参政を希望する人は、自ら申請するぐらいの必要があると思います。
アメリカも確かそのような制度で、
有権者は、有資格者の半分前後だったと記憶しています。
そうしてこそ、参政意識の高いところから議員も多く出せるし、
有意義でしょう(選挙区制度には反対だが)


何もわからず投票するくらいなら、何らかの考えがある人に委ねた方がましだと思います。
例えそれが組織票であっても、
それが重要になってしまう程度の民度の低いところには
程度の低い行政機構しかできないということでしょう。

民度を上げる選挙制度を考える必要があるわけです。


議論がすきならこういうとこは? 投稿者:kero  投稿日:02月13日(土)06時27分52秒

yahooの掲示板でWindows返金運動についてはなしてるとこ

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=yahoo.b4.01.834634&topicid=696m01&msgid=7a2554$m0j$2@m01.yahoo.co.jp


選挙 投稿者:whitenoise  投稿日:02月12日(金)23時23分04秒

選挙があった。
人のこと偉そうに説教した友達は、「政治とか結構興味ある」
くせに選挙は行かないらしい。
笑える。
結果分かってても、それで何も変わらなくても、行くよ、私は。

http://www.tcup4.com/416/nao.html


改行忘れた(^_^;) 投稿者:dd  投稿日:02月12日(金)14時17分34秒

若貴とシグナリングの話はそういう解釈もあるのか、という意外性があって面白かったです.
NHKのニュースで昨日『大学新入生に理解しにくい科目アンケートを取ったところ、
電子回路何とか、ミクロ経済学、...が挙げられました』と報道されてました.
うーむ.確かに妙な考え方する学問なんだが.確かにものすごくドライで日本的ではない.
あまり議論は好きでないです.sowhatにちょっかい出すのは好きですがそれも時々です.
よろしく.


マルチれすれす 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月12日(金)10時59分13秒


あら、こんなところで、ddさん発見(^_^)。なんでしたら、ここの掲示板で
真面目な経済学のお話しません? こっちだと面子も揃いそうだし(^_^)。

>  その後の努力により緩やかな条件(あるいは斬新な投票方式)で投票のパラドクスを 回避できることがわかってます.

そうね。社会厚生関数の推移性の条件をはずすことで、アローの一般可能性定理を
弱めることは確かにできます。でも、安寛治クンの主張は投票について何の条件も
つけてなかったので、批判の主旨を訂正する必要はないのだ。
それとね。よく考えもしないで直接民主制を導入しろぉって絶叫する子らの
暗黙の了解となっているのが、「単純多数決こそが民意を完全に反映する」ってな
単純な直観だと思うんですよね。だったら、どういう話が学問上の関心となって
きたか、そして現在何がわかっているのか、ってことくらいはもっと知られていい。
なぜならば、おうおうにして直観というのは科学的に誤りであることがあるので、
そうした直観にもとづく政策提言は良心的に訂正されねばならないから。

>ARZGさん

惜しい。もっと簡単な話なのですね。

>写真家さん

はじめまして。どうなんでしょうねえ。いえ、あなたの主張のことですがね。
あなたは、チャイルドポルノは安全だから社会的に規制すべきでない、
と主張したいのですか? それとも、御自分の職業に支障をきたすので困る、
と主張したいのですか? (いずれにしても、言いっぱなしだけは、ね。ね。)

#しっかし、「dd」って聞くと、「オリビアに逃げられたあとのD&D」が
頭に浮かんじゃうのはなんだろね。え? あたしだけ(^_^;)?


何でもありになってしまう 投稿者:風 洪  投稿日:02月11日(木)17時18分18秒

よく、戦争後期のことをえがいたドラマで、「この非常時に」という
常套句が使われますよね。
なにかこの国にはそういったヒステリックな部分を感じる事があります。

後のインフレを考えたうえでなお国債買い入れがあってもいいという議論
が本当になされているのならいいのですが、必ずインフレか強い引き締め
かになる事を承知したうえでという事にはならないような気がしますね。

ま、それとは別に
私個人の意見としては国債の既発債買い入れ増で、インフレ、円安を容認
といった形が一番痛みが少ないように思います。ここまできたら

http://bbs.towax.ne.jp/a39/fuu.cgi?


集団ヒステリーが問題だ。 投稿者:logicalist  投稿日:02月11日(木)16時15分05秒

>まあ、赤字国債の場合は、最悪の事態に陥っても困るのは自分達ですから
(でも、日本発の世界恐慌という意味では、やはり迷惑もかかりますが)。

そういう問題ではなく、目的のためになら難でもありになってしまっているのです。
包括的な思考ができなくなっている。
どうせそういう状況になったら他国への影響など考えません。


児童ポルノ法 投稿者:logicalist  投稿日:02月11日(木)16時12分50秒

私は写真やビデオと言った実際に人間を必要とする児童ポルノには問題があると思います。
保護者はこの際いっさい関係なく、あくまでも本人の意思に委ねられるべき問題ですが、
子供が故にあとで後悔しうることもあるわけです。
その時に「私はあのとき騙された」と告訴されても、仕方がないと思います。
またそれが可能になる法体系にした方がいいともいます。
援助交際についても同様の考えです。
買う側、使うが我がかなり大きなリスクを背負うべきだと思います。

アニメなどに関しては全然オッケーでしょう。


児童ポルノ処罰法案 投稿者:中島 健  投稿日:02月11日(木)09時27分04秒

 こんにちは。

●logicalist様
 まあ、赤字国債の場合は、最悪の事態に陥っても困るのは自分達ですから(でも、日本発の世界
恐慌という意味では、やはり迷惑もかかりますが)。

●写真家様
 はじめまして。
 実は、ご指摘の「児童ポルノ・児童売春処罰法案」についてですが、私のHPに法案批判の記事
を掲載してありますので、もしよろしければ一度ご来場下さい。(「1998年12月号」にあります
)

 それでは失礼致します。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7009/index-j.htm


本業を奪うのか? 投稿者:写真家  投稿日:02月11日(木)02時51分33秒

私は兵庫県在住の写真家です。
ロシア・東南アジアを中心に、まだ名前はさほど売れていませんが、
全世界の少女を中心に、社会的批判は多いですが、Nude写真を撮影しているものです。
私はあくまでも無垢な、純粋な少女の可憐さと美しさを追求し、現地スタッフと通訳者を
同行させ、保護者了承・立ち会いの元、写真撮影を行っています。
しかし私の仕事は、近年実施されるだろう「チャイルドポルノ禁止法」に接触するそうです。
何度かこちらの、撮影の趣旨と安全性を主張しましたが、やはりどこもが批判します。
今後の私の仕事はどうすれば・・・・。

http://www2.odn.ne.jp/cad98470/JPN161452.htm


ネット上でのプライバシー 投稿者:logicalist  投稿日:02月10日(水)17時40分13秒

ここにリンクをはっていった14歳はなぜ切れる?
というのが有りましたが,
現在つながりません。
酒鬼薔薇の顔を載せているので,
ジオに止められたのかもしれません。。
それで思ったのですが
私はプライバシーを暴くような行為を禁止する法律を広くマスコミからネット上でまで
適用させるべきだと思います。
これで盗撮なども取り締まれると思います(個人的に楽しむのは範囲外になるが)
プライバシー暴露報道とそれ以外の線引きが難しいため,
立法されないのでしょうか?


連続投稿 投稿者:logicalist  投稿日:02月10日(水)00時04分55秒

>丁度、経済が悪くなると赤字国債の発行を求めるような感覚だったのでしょう

それをやってますからね。。いまは。
これで日銀の国債引き受けやったらまさに、、ってかんじです。


ようは、、、 投稿者:logicalist  投稿日:02月10日(水)00時02分15秒

>まあ、ここでヒステリックに損得感情無く攻撃などしてしまったら、それこそ戦前の二の舞なのですが。

こういうことをいうやつが選挙に通るのです。。
自衛隊の単独作戦でなくても、金、物を出して米軍と共同作戦でも同じことです。


戦前と戦後 投稿者:中島 健  投稿日:02月09日(火)23時55分34秒

 こんばんわ。お返事ありがとうございます。

>私は大差ないと思います。
>邦人救出にソウルに向かい、そこで、北朝鮮のミサイル攻撃にあったら、
>国内世論はあっと言う間に改憲し 
>「北朝鮮に攻め込め」論が跋扈するでしょう

 個人的には、,砲六神ですが、△砲六神しません。それは、自衛隊にそんな余力が無いから
です。
 戦前と戦後ですが、確かに、日本人全般の国民性という意味ではあまりかわらない点もあります
が、少なくとも1点だけ違うところがあって、それは「繁栄」です。つまり、戦前の民衆は今
より遥かに貧乏で、それゆえに国家社会主義勢力を熱狂的に支持し(本来、一つのイデオロギー
を信奉するのは日本人としては異常な出来事なのですが)、政府の「弱腰」を批判しておりまし
た。つまり、戦前日本は経済ゆえに無謀な(=勝利の見込みの無い)対決へと進みんでしまった
わけですが(丁度、経済が悪くなると赤字国債の発行を求めるような感覚だったのでしょう)、
戦後の日本人は、少なくとも北朝鮮攻撃の結果「豊かになる」ようなら賛成するでしょうが
「損失のほうが大きい」となれば反対するでしょう。そして、前述しましたように、
現在の自衛隊では日本防衛で手一杯である以上、自らの薄着を剥いでわざわざ火にくべることも
ありませんから、結局世論は「総論賛成各論反対」ないし「総論反対」となって派兵には至らない
のではないかと考えます(但し、私は理論的にはテポドン先制破壊等北朝鮮攻撃を認めるべきだ
と思いますし、統一後のことを考えれば、日韓友好という意味での韓国支援・場合によっては
韓国軍の一部日本配置ー連絡将校、兵站部隊等ーというかたちでの戦争参加はやむを得ないと
考えております)。
 まあ、ここでヒステリックに損得感情無く攻撃などしてしまったら、それこそ戦前の二の舞
なのですが。

 それでは失礼致します。


こちらこそよろしくお願いします 投稿者:logicalist  投稿日:02月09日(火)21時24分06秒

>戦前と戦後の社会的・政治的状況の変化を考慮に入れていらっしゃるのでしょうか。

私は大差ないと思います。
邦人救出にソウルに向かい、
そこで、北朝鮮のミサイル攻撃にあったら、
国内世論はあっと言う間に改憲し、
「北朝鮮に攻め込め」論が跋扈するでしょう。

逆にそこで紛争になり当事国になったら、
本土にも危機が及びます。

紛争には断固黙殺を貫くことが、
一番の国防です。



> 指揮権というペーパー上の操作など、あまり意味が無いでしょう。
むしろ、在韓国連軍と同一視され、戦争に本格的に介入することになるのではないでしょうか?

当然、自衛隊基地(在日国連軍基地)にミサイルがとんでくるでしょう。
しかし、それに対する報復は国連決議がないとできないので、
それ以上の戦争の発展はありません。
自衛隊があれば報復せよという世論がヒステリックにまきおこることになります。


邦人救出 投稿者:中島 健  投稿日:02月09日(火)19時37分20秒

 はじめまして。月刊「健章旗」というオピニオン・サイトを製作しております、中島という者
でございます。
 さて、下に邦人救出に関するlogicalistさんのご投稿がありますが、私はlogicalistさんの
お考えには到底納得できません。

>この前もなし崩しでインドネシアに自衛隊が出ていったが、このままではどこまででもいくこと
>になる。

 自衛隊が邦人救出のために独自指揮権でどこまでも出ていくのは当然であって、それのどこが
悪いのでしょうか。「それで紛争の元になったことはいくらでもある」とおっしゃいますが、
戦前と戦後の社会的・政治的状況の変化を考慮に入れていらっしゃるのでしょうか。

>ソウルの邦人は「見殺し」にする勇気が必要だ。

 指揮権というペーパー上の操作など、あまり意味が無いでしょう。むしろ、在韓国連軍と同一
視され、戦争に本格的に介入することになるのではないでしょうか?(それはそれで、論点が別
ですが)
 「自衛隊」として邦人救出をすることのマイナス点(私はごくわずかだと考えます)と、手続き
でモメている間に本当に邦人を「見殺し」にしてしまう危険性とを考えれば、私は自衛隊による
独自の救出任務に大いに賛成です。

>警察、消防、自衛隊の一部で、「危機管理省」を作り、災害や有事の救助などの訓練を徹底的
>に行っておけ。

 このご意見には賛成です。個人的には、国土庁の防災部門・経済企画庁の一部・自治省消防庁
・気象庁を統合して、民間防衛庁を設置すべきであると考えます。(民間防衛庁は、災害時警察
消防自衛隊その他全てを指揮します)

 それでは失礼致します。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7009/index-j.htm


0209 投稿者:dd  投稿日:02月09日(火)13時45分53秒

>単純多数決ルールは理論的に欠陥があり、正しく民意を反映しないことがわかりました。

その後の努力により緩やかな条件(あるいは斬新な投票方式)で投票のパラドクスを
回避できることがわかってます.


2重投稿 投稿者:logicalist  投稿日:02月09日(火)10時29分36秒

日本は「邦人救出」などするべきではない、それで紛争の元になったことはいくらでもある。
日本が模索するべき道は、有事の際に国連軍に国籍の分け隔てなく、
民間人の救出をしてもらうことである。
この前もなし崩しでインドネシアに自衛隊が出ていったが、
このままではどこまででもいくことになる。
ソウルの邦人は「見殺し」にする勇気が必要だ。
もちろん自衛隊としてであるが。自衛隊は国連に寄付して、
指揮命令系統を全て委ねてしまえばよい。
米軍も追い出した方がいい。国連軍としてのみ駐留を許せばいい。
もちろん今の国連は戦勝国サロンであり、改革は必要だ。
警察、消防、自衛隊の一部で、「危機管理省」を作り、
災害や有事の救助などの訓練を徹底的に行っておけ。
仮想敵国などいらない。


>ここの掲示板が寂しいの!  投稿者:ARZG  投稿日:02月09日(火)03時53分56秒

愛国教育即ち「国家単位で物事を考え、わが国のよい面
を探求する心を養う教育」と、「自己と国家」を考察す
ること、個々の国家観が異なることに気付くこと、は違
ふ。「如何に地球単位、世界単位で物事を考え、寛容に
なれるか」と、国家の対極の概念として世界を意識する
ことも違ふ。
ましてや「国家単位で物事を考え、わが国のよい面を探
求する心を養う教育」では、「如何に自己を発見し、他
人化との差異化を計り伸ばしていくか。に力を注いで」、
「如何に地球単位、世界単位で物事を考え、寛容になれ
るか。
そして国家ではなく、個人の欲望が資本主義を機能させ、
人類を発展させてきたこと」
を考えるのに役に立たぬ。


ここの掲示板が寂しいの! 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月08日(月)22時07分58秒


>わくわくさん 投稿者:あかずきんちゃん  投稿日:02月03日(水)14時09分31秒 
>の言っておられることは、たぶん正しいのだろうが、なにしろ回数と
>分量が多すぎて、何をいわんとしておられるのか、普通人にはさっぱり
>わからんきらいがありますね。もう少し簡潔に論旨をまとめる努力を
>されて、われわれを苦行から解放してくだされ。

あーたねぇ(^_^;)。
「何をいわんとしておられるのかわからん」のに「たぶん正しい」なんて
言っちゃだめなの。相手の投稿を「ふん、ふん」って読んであっさり納得
しないように。一方的な意見を言いっぱなしでレスにも答えないのも不気味
だが、他人の意見を批判する気持ちなしで読んじゃだめなのよ。それは、
ここのコラムも一緒。全部のコラムに反対意見が言えるか考えてみなきゃ(^_^)。

じゃ、ひとつ。わかりやすいやつで。
<教科書問題と愛国教育ー1998/8>もはや「国」など愛す必要はない。について。

*************************************************************************
愛国教育は必要である。ここで「愛国教育」とは、「国家単位で物事を考え、
わが国のよい面を探求する心を養う教育」であり、それ以上の意味はない。

教育の目的を、生徒が「如何に自己を発見し、他人との差異化を計り伸ばして
いく力を養うこと」と仮定する。すると、自己を発見するためには、その対極の
概念が必要であり、「自己と国家」を考察することは、自己の発見に役立つ。
また、それは、個々の国家観が異なることにも気付かされるので、他人との
差異化を計ることにもなる。したがって、教育の目的に合致する。

人は「如何に地球単位、世界単位で物事を考え、寛容になれるか」を考える
べきである。すると、国家単位で物事を考えることは、国家の対極の概念と
して世界を意識することにもなるので、上記の考えにも合致する。

したがって、「如何に自己を発見し、他人化との差異化を計り伸ばしていくか。
に力を注いで」、「如何に地球単位、世界単位で物事を考え、寛容になれるか。
そして国家ではなく、個人の欲望が資本主義を機能させ、人類を発展させてきた
こと」を考えるために、愛国教育は必要である。
*************************************************************************

はい。以上。この文章に論理的誤りが隠れています。指摘して下さい。
(自己、国家などの厳密な定義とは関係ありません。結論を導くべき根拠が
根拠になっていない、ということです。)

ていうか、こういうロジック、よく右寄りの人が使うんですよねえ。

http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3391/nationalismeducation.htm


14歳・現役中学生のホンネ 投稿者:透明な存在  投稿日:02月07日(日)02時45分53秒

ぼくら中学生は何故キレるのか? 

マスコミでは語られないぼくらのホンネ。 

http://www.geocities.co.jp/Berkeley/9331/index.html


関係ないことで申し訳ありません。あとで消して結構です。 投稿者:ファッショ  投稿日:02月06日(土)16時53分06秒

わくわくさんいる?(非)朝生ページ閉鎖されてるよん


(無題) 投稿者:  投稿日:02月04日(木)05時56分22秒

「二十歳の原点」「人知れず微笑まん」「青春の彷徨」
今の学生さんが読んだらどんな感想を持つのでしょう。 


わくわくさん 投稿者:あかずきんちゃん  投稿日:02月03日(水)14時09分31秒

の言っておられることは、たぶん正しいのだろうが、なにしろ回数と
分量が多すぎて、何をいわんとしておられるのか、普通人にはさっぱり
わからんきらいがありますね。もう少し簡潔に論旨をまとめる努力を
されて、われわれを苦行から解放してくだされ。


Re:『大相撲』に見る子供の育ち方 投稿者:わくわくさん  投稿日:02月01日(月)23時13分45秒

あー、これ。だからクロスポストはやめぃ、っていうのに(^_^;)。
まあ、管理人が何も言わないのなら一利用者としては強制できないけどね。
でもこれ許すと安寛治クンのように、複数の板にポストして、そのうち
おマヌなレスのついたとこだけ相手するみたいな困ったちゃんが
いい気になっちゃうじゃないのっ。今度から気ーつけや。

で、本文であるが、

> そこでこの討論に参加している皆さんに、その件例を伺いたくて、投稿しました。
>皆さんの投稿をお待ちしております。

にどう答えていいやら。頭を抱えてしまうのであるが、あの馬鹿げた商品券配布
だって「商品券騒動」と名付けられてお祭り騒ぎにしちゃうのである。つまり、
お祭りに飢えてるのね。こういう時代はお祭り騒ぎが必要なのね。
で、黙っていると某掲示板のように開店休業状態に陥ってしまうのであるから、
ここは何か無理してでも新しい問題提起を試みちゃいましょうかねえ(^_^)。

主張:
日本にエリートシステムは必要ない。下の発言の根拠となっている確信は、
「千代大海はエリートではなく元不良であったが努力して出世し成功した。
その一方、若貴は生まれながらのエリートであったが大人になると私生活上
の問題で躓いた。かくなるように、エリートは長続きせず努力型が成功する」
です(この確信自体の妥当性は問題ではありません)。このような確信が
現在の日本人に共有されるものであるのならば、日本にエリートシステムは
必要ない。なぜならば、エリートとはエリートでない大衆に対して「エリートは
生まれながらに優れている」という主観に訴えるからこそ影響力を持つのであり、
その主観が疑問視されるのならば影響力はない。したがって、日本に
エリートシステムは必要ない。

例として「学歴」を取り上げましょう。労働市場において、雇用者と労働者間に
情報の非対称性がある場合、学歴を「信号」として雇用者が労働者を選別する
モデルを「シグナリング・ゲーム」と呼びます。ここで興味深いのは、学歴そのもの
は生産性には関係ない、ということです。なぜ実際には意味のない学歴が
雇用者にとって価値のある情報となるのかというと、簡単に言えば、能力の低い
タイプは高いタイプを真似しようとする、しかし逆に能力の高いタイプは低いタイプ
とは差別化して貰いたい、そこで高いタイプはあえて教育にコストをかけることに
よって逆選択問題を回避することに成功できる。これがスペンスの「就職市場モデル」
(1973)です。

しかし、問題はこの高いタイプの学歴にはコストがかかっている、ということです。
もし、学歴にコストがかからなければ、それはシグナルとはなりません。なぜならば、
簡単に低いタイプに真似されるからです。

しかるに、若貴の例のような「生まれながら」のエリートはこの学歴のような
要コストのシグナルを必要としません。であるのならば、能力を判定する大衆に
対してはシグナリングが不可能です。すなわち、「生まれながらのエリート」
はそれ自体、何の判断材料にもなっていません。何の判断材料にもならないものは
信念に影響を与えない情報ですので無意味です。したがってエリートというものは
無意味ということになります。

http://133.45.177.83/~asanama/chat/asacha.cgi


『大相撲』に見る子供の育ち方  投稿者:ワイドショー人  投稿日:01月30日(土)16時24分03秒

 先日、『大相撲』初場所が終わり、見事、九重部屋所属の関脇・千代大海が優勝
し、その後大関に昇進しました。
 この出来事をみるにつけ、思い出すのは、二子山部屋の若・貴両横綱のことです。
優勝決定戦に負けた若乃花、やっとのことで勝ち越した貴乃花。二子山部屋の終落ぶ
りを様々と見せ付けられました。このことは、二人が横綱になってから起きた「貴乃
花の洗脳騒動」、「若乃花の離婚騒動」から発したものでは…、ということは否めま
せん。小さい頃から相撲を始め、順調に出世し、結婚もし、子供や家庭にも恵まれて
きたエリート育ち若貴。何がそうさせたのか?ヤンキー育ちの千代大海とは、一線を
画します。
 千代大海は、小さい頃から身体が大きく、中学時代まではヤンチャをしていたが、
家族は何をしても息子を信じ、息子も家族から言われた事だけは守り続けました。中
学卒業後は、鳶職などの仕事をした後、九重部屋に入門し、努力を続け、見事大関に
まで出世した千代大海。(ただし、まだ結婚はしていないが…、)
 この若貴と千代大海の件は、現代の人々にも、当てはめることが出来るのではない
のだろうか?『若貴的はものは…』『千代大海的はものは…』等の事例として…!?
(その他にもあるかも知れませんが…。)
 そこでこの討論に参加している皆さんに、その件例を伺いたくて、投稿しました。
皆さんの投稿をお待ちしております。


お笑い直接民主制2 投稿者:わくわくさん  投稿日:01月29日(金)19時04分36秒


次に、「議員内閣制だから数の論理が跋扈する」という主張は矛盾です。
上記のとおり、直接民主制は多数決ルールが直接結果となるのだから、
まさに数の論理を直接的に反映させた制度です。逆に間接民主制
(議員内閣制)はそのような数の論理をいわば和らげて結果にするもの
です。したがって、もし現行制度で数の論理が跋扈するのであれば、直接
民主制に以降すれば、なおさら数の論理が跋扈することになります。

次に、総統を公選制にすれば救済銀行や土建屋徳政令にのぼせる
平成おじさんは落ちるとは限らない、ということも上記の根拠から導き
出せます。なぜならば、民意を反映しない、ということは一部の利害関係者
の意思が相対的に強く反映される、という意味ですから、直接民主制が
救済銀行や土建屋徳政令の意思を強くあらわす制度とならない保証は
ありません。

最後に、総統の任期は2年とし、3個月毎の「国民審査」(続投と辞任の2択)で
「辞任」が50%を超えた時は、総統は辞任するという体制を導入すべきだ、
ですが、直接民主制で選ばれた「民意を代表しているはずの」総統が現行制度を
あらため、無期限任期制の設置と辞任制の廃止を断行したらどうなるのですか?
総統にとって、上の条件はきついものである以上、将来の総統候補となる全ての
政治家にとってもきついものでしょう。であるとするならば、多数の政治家が
政治家にとって楽な制度を選択する傾向は必ず生まれるでしょう。したがって、
上記の条件は簡単に改悪される可能性があります。そして、上で説明したとおり、
実際は多数決は必ずしも民意を反映しないのですから、それを阻止できる政治力は
投票者行動によって実効性がありません。

以上の根拠により得られた結論は、「直接民主制は民意の反映するとは限らず、
その一方で独裁を簡単に生み出す危険がある。したがって、日本の制度としては
間接民主制を選択すべき」となります。

*朝生チャット

http://133.45.177.83/~asanama/chat/asacha.cgi


お笑い直接民主制 投稿者:わくわくさん  投稿日:01月29日(金)19時03分31秒


#えっと、管理人が言うべきことかもしれないけど、njdとの
#クロスポストはやめましょうね(^_^)。あと半角カナもやめて。
#化けるから。

生き方変えました。こういう、ずっこけちゃんはきっちりと
叩いてあげる方が当人のためにもなるでしょうし。
この手の奇抜な清涼剤的な意見ってのを「ああ、いい意見ね、画期的ね」
などと甘やかすのは、当「馬鹿凡クラブ」として恥ずかしいと思う(^_^;)。

総統(首相)公選制を選択すれば、日本は亡びます。議員内閣制を
選択しているから、この程度の政治が保証されているのです。
総統を公選制にしても平成おじさんが落ちる保証はありません。
それどころかおじさんよりさらにひどい総統が選出される可能性
があります。ここで「ひどい」という意味は民意を反映していない、
という意味です。すなわち、直接民主制は必ずしも民意を反映しない、
という点を御説明いたします。

まず、現在の最高政治責任者および自衛隊最高指揮権者としての
内閣総理大臣は間接投票制によって選出されています。それは、
原則として、国会の多数派である会派の代表者またはその会派が
決めた国会議員がその地位につくことができるからです。

ここで、総統(首相)公選制とは国民が直接選挙で最高政治責任者
および自衛隊最高指揮権者を選出することです。下のコメントには
その選挙方法に何の条件もつけていませんので、「単純多数決ルール」
を採択する、と解釈してよい。すると、選出されるべき総統は、
有権者である国民の選好関係を正しく反映したものでなければなりません。
ところが、古くから知られているように、単純多数決ルールは選考対象が
3つ以上ある場合、正しく投票者の選考関係を反映しません。

ある選択対象がその他の全ての選択対象を多数決で破るとき、
その勝者をコンドルセ勝者と呼び、選択対象に各投票者の選考順序により
得点が与えられたとき、その合計得点で社会的選考順序を決める
方法をボルダ法と呼びます。ここで、(1)ある選考順序が与えられた
とき、コンドルセ勝者とボルダ法の最大得点者とは一致しないことが
あるし、(2)各投票者の選考順序が循環している場合、コンドルセ勝者
が決まらず、ボルダ法では全ての選択対象が同得点となる、
ということがわかっています。これが投票のパラドックスです。
さらに、危険なことに、各投票者が正直に自分の選考順序を表明しない
可能性があります。すると、(3)そのことにより社会的選考関係が操作
される可能性がある、ということが指摘されています。

一般的に、

公理1 論理的に可能ないかなる個人的選考の組に対しても、
社会的厚生関数は社会的選考順序を定めることができる。

公理2 選択対象の任意の組のあいだで定められる社会的な
選考関係は、その組以外の選考関係と独立である。

公理3 弱パレート原理が満たされる。

公理4 社会的厚生関数は独裁的であってはならない。

とすれば、少なくとも3つの選択対象があるとき、投票者数が
有限であれば、公理1ー4を全て満たす社会的厚生関数は実現
しません(「一般可能性定理」)。

したがって、単純多数決ルールは理論的に欠陥があり、正しく民意を
反映しないことがわかりました。直接民主制とは単純多数決ルールを
直接的に結果に結びつける制度です。したがって、単純多数決ルールに
よる結果が間違っているのであれば、その間違いは直接的に結果に
あらわれる危険な制度ということになります。


賛成です 投稿者:logicalist  投稿日:01月28日(木)22時38分07秒

首相、大統領公選制賛成です。
不信任が有権者の過半数で辞任と言うのがいいでしょう。
投票はネットや郵送で随時受け付けるというのもいいかもしれません。


祈!総統公選制国体 投稿者:安 寛治  投稿日:01月27日(水)20時26分47秒

   総統(首相)公選制の国体に変えない限り、日本は亡びる。
議院内閣制の国体だから、自由悪事党の「数の論理」が跋扈するのだ。
総統を公選制にすれば、救済銀行や土建屋徳政令にのぼせる
平成おじさんは落ちるはずだ。
   そして、総統の任期は2年とし、3個月毎の「国民審査」(続投と辞任の2択)で
「辞任」が50%を超えた時は、総統は辞任するという体制を導入すべきだ。


体がやっと直りかけてきました。相変わらず咳がとまりませんが...。 投稿者:わくわくさん  投稿日:01月26日(火)19時48分47秒


H大学学生さん、ありがとうございました。おおむね正しいです。
ええ、賛成です。よって、お答えする余地はありません(^_^;)。

もう1つの質問に対しては、別の掲示板で、「おまえが答えろ」って
いう軽い指示が下されましたので(^_^;)、航空産業において参入規制を
行なうべきか否かについて御説明いたします。

私の主張は、「航空産業がコンテスタブル市場であり、かつ費用関数が
劣加法的であり、かつ既存企業に内部補助が存在するのならば
参入規制は必要」です。

まず、各企業が参入・退出に際してなんのサンク・コストも負担しない
市場をコンテスタブル市場と呼びます。この市場である既存企業が独占
しているとします。また、既存企業と潜在的新規参入企業の供給する財は
同質財であり、かつ技術条件が等しい、と仮定します。さて、消費者が
すべての生産費用を負担することで非効率が最小化された状態を
ラムゼイ最適配分と呼びますが、これはここでは平均費用料金制を
考えてかまいません。ラムゼイ最適配分はパレート最適です。
したがって、社会的に最適な価格規制は平均費用料金制を課すこと
となります。

ここで、もし市場がコンテスタブルであれば、規模の経済が
はたらいている場合でも、規制なしに平均費用料金が実現することが
わかります。なぜならば、既存企業が平均費用より高い料金設定により、
正の超過利潤を得ているとすれば、潜在的新規参入企業はそれよりも低い
価格をつけ超過利潤を奪い、ただちに退出することができるからです
(ひき逃げ戦略と呼びます)。したがって超過利潤を得ながらの自然独占は
維持不可能であり、何ら参入規制をしなくても最適な資源配分が達成される
ことになります。

ところが、当該産業の費用が「劣加法的」であると呼ばれる条件を
満たすならば、このような規制なしの配分は達成されません。これは
簡単に言えば、平均費用が下がる規模の経済性がある時点でおわり、
それ以上の生産量に対しては既存企業と新規企業が破滅的競争を行なう
結果、最適な資源配分がそこなわれる、というふうに説明できます。
したがって、この場合は参入規制が必要となります。

内部補助の問題に移ります。これは、NTTが長距離電話の利益で市内電話の
赤字を補填するような問題です。この場合、参入規制をはずしたとすると、
収益性の高い長距離電話業種だけに特化した新規参入企業が現われるかも
しれません。このような行為はクリーム・スキミングと呼ばれ、その企業を
クリーム・スキマーと呼びます。このとき、そのような業種には非効率な
企業が参入してくる可能性があります。なぜならば、既存企業は収益の
低い業種への補填のため、費用より高い価格を設定しているはずですから、
それよりも少しだけ低い価格を設定できる企業ならば誰でも参入に成功
するからです。したがって、このケースでは、規制緩和が必ずしも競争の
促進と技術進歩を促さないケースとして重要です。

では、航空産業が上の条件を満たすような市場かどうかを検討します。
まず、サンク・コストですが、許認可さえ下りれば極端な話、航空機を
1機持っていれば開業可能です。しかも、それはレンタルでもかまいません
し、保守・点検作業は既存企業から有償サービスを受けるとすれば相当
安い設備費用ですむはずです。したがって、同志社大の学生さんの結論は
誤りであり、航空産業はコンテスタブルな市場です。(結果的に寡占と
なっているか否かは別問題。どうも連中その辺を混同しているらしい。)
次に、同志社大の学生さんも指摘しているとおり、航空サービスの
乗客1人あたりの限界費用は実質ゼロです。したがって、規模の経済性が
生産量拡大とともにいつまでも続く可能性は低いと言えます。最後に内部
補助については既存企業が採算性の低いローカル路線を抱えていることから
自明でしょう。したがって、参入規制の緩和により、過剰サービスに
至ったとき破滅的競争が始まる可能性は大であり、供給システムとしては
非効率な資源配分となるでしょう。

したがって、航空産業には参入規制が必要、という結論が得られます。


#アメリカで起きたことがこれなのかはわかりません。誰かうまく説明
できないものでしょうか?

#そうすると、エア・ドゥのケースはこの新規参入企業の例として
あまりふさわしくないかもしれませんね。あれは拓殖なきあとの資金難を
克服して相当苦労してやっと飛ばしたのですから。そうではなく、第2、
第3のエア・ドゥは、十分な資金を準備し、おいしい基幹路線のみに
特化する略奪的な参入者かもしれません。上の話はそのときのお話。

*朝生チャット(新人、出てこい!)↓

http://133.45.177.83/~asanama/chat/asacha.cgi