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さかさま文字・ambigramのページ


さかさま文字、およびambigramとは何か

回文というものは良く知られていると思います。’たけやぶやけた’や’わたしまけましたわ’などが良く知られています。 前から読んでも後から読んでも同じになるという文章です。さかさま文字とは回文ならぬ回文字とも言うべきものです。 すなわち天地を逆にしても同じに読めるようにデザインされた文字です。例えばこんなデザインです。 当然のことながらまともなデザインではとても出来ません。 またなんとかデザインできたとしても、意図したとうりに読んでくれるかどうかは保証の限りではありません

後述するようにさかさま文字はアメリカで流行したようですが、単に天地を逆にしても同じになるという文字だけでなく、 天地を逆にすると逆の意味や関連する意味の言葉になるもの、鏡で写すと同じになるもの、さかさま文字ではないが文字の区切り方や 視点を変えることで違う綴りに見えるもの等、色々なバリエーションが現れました。そこでDouglas Hofstadrer氏 (「ゲーデル・エッシャー・バッハ」の作者として有名)が創作したのがambigramと言う言葉だそうです。ちなみにラテン語でambiは 二義的。gramは文字を意味するそうです。

さかさま文字、およびambigramの歴史

さかさま文字を考えたのは1970年代のアメリカの大学院生のスコット-キム と言う人だそうです。もちろんアメリカ人ですからデザインの対象になるのはアルファベットで綴られた単語ですが、彼はさかさま文字の デザインの練習に励んだ結果、大抵の人の名前の綴ををすぐにさかさま文字にしてしまうという特技を得たそうです。
そのことが評判となってある科学雑誌がキム氏を審査員にして、さかさま文字デザインのコンテストを行なったところ 三千以上の応募があり質・量ともにかなりの出来栄えだったそうです。
入選作は単に天地を逆にしても同じになるという本来のさかさま文字だけでなく、'LIFE'をひっくりかえすと'DEATH'になるもの。 'Carifornia'を鏡に写すと'earthquaqe'になるもの、'A HAPPY NEW YEAR'のすきまに'MARY CRISTMAS'と 読めるもの、さかさまでは意味がないが文字の区切り方によって'number'とも'12345678'とも読めるもの、などなかなかの傑作が多かった そうです。この辺の詳しいことは 「新遊びの博物誌1」(坂根 巌夫、朝日文庫)を読んで下さい。さかさま文字デザインコンテストの入 選作も載っています。

日本語ではどうでしょうか。「新遊びの博物誌1」ではさかさま文字を紹介した記事の後で(この本はもともと朝日新聞に連載され好評だった 同名の記事をまとめたものです)読者から送られてきた日本語の例を4つほど紹介していますが、プロのデザイナーの結論として 日本語はアルファベットより格段に難しく出来るとしてもごく限られたものになるだろう。と述べています。 その上欧米にはカリグラフ文字のような装飾文字の伝統があるので、かなり崩した字でも認識されるとも述べています。 日本語でも草書体などを使えばかなり面白い例が出来そうですが 確かに今の日本で書をやっている人でもない限り草書体を読める人はあまりいないでしょう。 しかし私はあえてさかさま文字を日本語で デザインしてみることに挑戦しましたまだ作品はわずかですがこれから増やしていきたいと思っています。出来ればキム氏のような特技を持てれば 面白いと思っています。

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