SF-tuzureoriF20


SF綴れ織り

TommyおじさんのSF綴れ織り(2000-20)

−2000年12月10日−


『SFの殿堂‐遥かなる地平:R.シルヴァーバーグ編』


 久方ぶりの本格的なSFアンソロジー。           
 日本の編集者が、思わず「SFの殿堂」ってヘッドをつけたくな
ったのではないか、と推察される気持ちもわかる気がする。   

 しかし、ロバート・シルヴァーバーグというおじさんはたいした
人だ。私たちに馴染み深い名作シリーズの続編、枝編を、これだけ
のメンバーに書き下ろしで書かせるなんて。すごい贅沢だ。   

 早川文庫の上下2巻のボリュームがあるが、勢揃いした作家達の
顔ぶれが凄い。                       
 A.K.ル.グィン、J.ホールドマン、オーソン.スコット.
カード、D.ブリン、R.シルヴァーバーグ、ナンシー.クレス、
D.シモンズ、F.ポール、G.ベンフォード、アン.マキャフリ
ィ、そしてグレッグ.ベア。                 
 ねえ、凄いでしょう。なんだか、忙しかったせいもあるけど、あ
まりの贅沢さに、一挙に読み上げることはできませんでした。  
少しづつ、少しづつ読み進むことしかできなかった。誰かが、この
アンソロジーについて「原作シリーズをまた読みたくなる」と評し
ておられましたが、まったく同感。              
そんな贅沢な老後を迎えることができるだろうか。       

 今回はとにかく解説はいたしません。ご自分で読まれることを。
やはり原作シリーズを読んでないと楽しめないかなあ。そんなこと
はないだろう。これを読んで、楽しめたシリーズの原作を読むとい
う道筋には格好のアンソロジーかも知れない。また、原作シリーズ
を楽しんできた者たちにとっても、この書き下ろしシリーズはとっ
ても贅沢だ、と思う。                    

 ファンタジーのほうでも、同じR.シルヴァーバーグが『ファン
タジーの殿堂』というアンソロジーを編んでいるが、こちらもメン
バーを見ると、思わず読みたくなってしまう面子ぞろい。贅沢。 

 なんだか、仕事が忙しくて、慌ただしくしか読むことができなか
ったが、もう一度、長い休暇の間くらいのゆったりした時間のなか
でじっくり読みたかったなあ、と思ってしまう。皆様も、この贅沢
を堪能されんことを。                    




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